Vashi駅からリキシャで5分のところに郵便局がある。今までに3回郵便局をおとずれましたが、一度としてスムーズにことが運んだためしがない。いまいちその事情というかリズムというものがつかめないでいます。
12時ごろにSTAMPと書かれてある窓口に行くと人がいない。ハロー!と叫んでもほかの職員は誰一人こっちを振り向かない。うーん、どういうことだろう?と思っていると、隣に並んでいたおじさんも困った様子で「おい、誰か一人ぐらいこっちに来てくれよ」と叫んでいる。それをどういうわけか全員が無視。通りかかった人を捕まえたら、「スタンプ係、ランチに行ってるからいない。30分はもどらないよ」と他人事のように言って、足を止めずに歩いていった。分業にもほどがあるんじゃないかと思いながら、おじさんと2人、しかたなく郵便局を後にしました。
大きな荷物を送るときには、注意が必要です。というのは、切手が途方もない面積になるため、切手の裏をちょっとなめてはっつけてやればいいや、という甘い考えではすまないのです。窓口のおばさんは、荷物の重さを量ると、その分の切手をちぎって渡し、「向こうに行って貼って来い」と指示してきます。郵便局の中にはもちろん水を含ませたスポンジといった類のものは置いてありません。しかたなく端から端までべろべろと切手をなめて貼り付けて持っていくと、おばさんが怒った顔で「ここ、ちゃんと付いてない」とつっかえしてきます。わたしは、一度に使用できる唾液の量には限界があるんだ、ということを学びました。
エアログラムという切手つきの封筒の存在を知った私は、早速郵便局に買いに行きました。一枚8ルピー。10枚くらい買っとくか、と思い「テン」というと、おばさんは「ティン?!」と繰り返す。「イエス!テン!」と再び言うと、やり取りを聞いていた隣のおじさんが「ダズ!」と叫び、にやっと笑いながら指を10本広げている。それを聞いたおばさんは「ダズ?」と怪訝な顔で私をにらんだので、しょうがなく「・・・ダズ」と頷くと、おばさんはフッ、と笑いながら10枚分のエアログラムを手渡してくれました。(ちなみにティンはヒンディ語で3という意味でした。)
なんだかよくわからんけど、まあ逆らったってしかたないよな、という一種の諦観のセンスは身に付くと思います。インド郵便局。
June 12, 2007
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