June 7, 2008

モンスーン到来

予報ぴったりに、火曜日に最初の雨が降った。
会社で残業をしていると、ルームメイトから電話に「雨だ!早く帰っておいで」とメッセージが届いていたので、ひとりで暗いオフィスの窓にへばりついて外を見たら、外はちょっとした嵐になっていた。いそいでオフィスを出てアパートに戻ると、雨に興奮して酔っ払った2人の友人がへろへろに笑いながら階段を下りてくるところに出くわした。大人も子供もなんだかわくわくして浮かれてしまう、それがインドのモンスーン。

道では傘のない人がびしょぬれになって人が歩いている。シーク教の人たちがターバンの上にシャワーキャップのようなビニールのカバーをかけて歩いている。町の男たちは黒い合羽やレインジャケットを着て仕事をしている。街角ではどこでも折り畳み傘を売っている。去年買った傘を全部壊してしまった私は、今年また新しく黄緑色の傘を買った。

モンスーンは涼しい。
じわじわと部屋を侵略し始めたカビにおそれおののきながら、それでも夜はなかなか快適になった。実際のところ、ムンバイで本気で暑い時期というのはあまり長くない。モンスーンの前の4月から5月にかけてと、モンスーンをすぎてからの10月、11月あたりを除けば、かんかん照りで死にそうに暑い、という日はそう多くないのだ。
あと1ヶ月もすれば、真っ青な空が懐かしくなるだろうな、と去年を思い出しながら雨を眺めている。

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